HAインプラントの骨伝導能とは?

今までインプラントは、全材質がチタンで構成されているチタンインプラントがスタンダ-ドな施術の形でした。ところが、利便性が高いということでHAインプラントが脚光を浴びています。

HAインプラントには骨伝導能が評価されています。審美歯科の歯医者さんならば骨伝導能をことを知らなければ一人前の歯医者さんとは言えないでしょう。HAインプラントは、材質が2層の形になっており、インプラントの中心部はチタン、そしてその周りにハイドロキシアパタイト(骨伝導能があり)となっていて、その為、抜歯と同時にインプラントを埋入することが出来る場合が出てきたのです。どんな場合でも有効な方法ではあるのですが、特に歯周病や歯根破折により、骨が沢山なくなっている場合、骨がやわらかくインプラントを埋入しても、グラグラしてしまう場合、そして上顎洞まで顎の骨の厚みが薄い場合でも、埋入する前に特別な骨造成術(GBR)をあえて実施せずとも、抜歯のタイミングでインプラントを埋入することが可能になりました。多治見市の歯医者さんの会合でも取り上げられ、しっかりと導入検討が集まってなされた経緯があります。

具体的にいうと、上の奥歯の場合ならば、、上顎洞まで5ミリ以下の場合には、チタンインプラントでは4ヶ月~6ヶ月間かけて、またしっかりと骨を再生してからインプラントを埋入していました。結構な待ち時間です。高齢者が多いので、あまり待つことは歓迎されません。ところが、HAインプラントは上顎度まで1ミリであっても、、インプラントを埋入することができるのです。わかりやすく言うと、チタンと骨の境目には、少しですがわずかな空間がが存在し、ミクロレベルでは完全に一体化はしていないのです。 それに対して、HAインプラントでは、HAと骨の境目にはCaが沈着し、生化学的に直接骨結合して一体化を果たすのです。まさに、これが“Biointegration”である。

その結果として治療期間の減少が実現します。二回に分けて行ってきた治療方法を同時に行うので、手術回数が減り、治癒期間が短くなります。歯医者さんも患者さんも長い治療を望んでいるものはいるわけもなく、大歓迎の治療法となりました。多治見市でもさっそく導入している歯医者さんがいます。そして何度も手術を行うことにより、歯肉が壊死や裂開をおこすリスクがなくなりました。患者さんは口元をきれいにしたいということで来られるのですから、メスを入れる回数は一回でも少ない方が良いのです。それもこれもHAの骨伝導能故の事であります。

チタンインプラントではインプラントと骨の間隙が問題になり間隙が2ミリ以内の時にのみ施術可ですが、それ以上だと出来ません。歯医者さんの腕の話ではないのです。ところがHAインプラントだと、抜歯即時埋入におけるインプラントと骨の間隙の問題は骨伝導能によりスカッと解決されます。